海外報告   オーストラリア(キャンベラ、シドニー) 



オーストラリア(キャンベラ)  市場調査及びモニタリング報告書

2013年10月24日~28日

オーストラリア政府提唱

Slip Slop Slap キャンペーン


"Slip Slop Slap キャンペーン"を開始。 日本語にすると「着よう、塗ろう、かぶろう」

Slip=着よう 長袖のシャツを着ましょう
Slop=塗ろう 
サンクリームを塗ろう
Slap=かぶろう 
広ツバの帽子を被りましょう


この度、奈良市民団と奈良市長、市議会、行政団と共に
キャンベラ奈良20周年行事に参加しました
オーストラリアは日本と季節が逆で今から夏に向かいます
とにかく紫外線が強い国で有名で皮膚がんの発症は世界一
ジャパン関西ラボラトリーは、現在オーストラリアで紫外線対策が国の
重要関心事であることを知りSUN LEVEEの紹介をさせていただきました




奈良県桜井市の木村アートプランニング(木村幸子)さんに創作筆文字による
古都奈良っぽいイメージのデザインをしていただきました




キャンベラへ到着後、市民団の方々から盛大な歓迎を受けました
その際、このキャンベラ奈良20周年記念及びキャンベラ100周年キャップをお渡ししました
奈良市長 仲川げん氏とキャンベラの小学生






奈良とキャンベラの友好20周年の市民団の一員として弊社にて現在開発中の
SUN LEVEEの試作品をオーストラリアの首都キャンベラのチーフミニスター(市長)の
KATY GALLAGHER 氏へ進呈いたしました




キャンベラ市庁舎にて奈良市長&キャンベラ市長と



オーストラリアは紫外線の量が世界一、皮膚がんの発症も世界一です
弊社より紫外線対策商品としてSUN LEVEEの紹介を奈良発のアイデア商品として
モニタリングの為訪れましたがチーフミニスター自ら試着してくださいました





首都特別区キャンベラ市長 KATY GALLAGHER 氏
笑顔がとても美しい40歳の女性です
この方は透き通るような肌をされていました。きっちりUVケアーされているのでしょう
オーストラリアの方は紫外線の影響で肌の老化が著しく
年齢より上に見える方が非常に多いです




バスのドライバーです。私より絶対年上と思ったら、なんと43歳
彼自身がオーストラリアの紫外線の強さ、影響を語ってくれました。
彼も顔面から首筋、腕と、しみだらけでしかもしわっぽい乾燥した肌をしていました
皮膚がん検診に行くらしいです。日本だとちょっと耳慣れない習慣ですが、
日差しが強いオーストラリアでは多くの人が年に1回受けます。
しかも健康保険で受けられるのでお金もかかりません
一方オーストラリアの原住民、アボリジニといわれる人たちの肌は濃褐色です。
これは強すぎる太陽光線から肌を守るために備わったものです。
強い紫外線に当たりすぎると皮膚ガンになってしまうからです



オーストラリアの街中の様子
Slip Slop Slap じゃないの?

オーストラリアの方にとって白い肌はチープなイメージ病弱なイメージらしいです
小麦色の肌がセレブの証し、健康的なイメージなのです
でもメラニン色素が少なく日焼けすると赤く腫れ上がりやけど状態になる人が
多いらしいですでもオーストラリア政府の提唱する日除け対策には
無関心な人が多いようです皮膚がんになるのはわかっていても
紫外線を浴びる事を恐れず肺がんになる確率が上がるのはわかっていても
煙草を吸ってしまうのと同じなのかもですここオーストラリアは
今は初夏ですが11月には本格的な夏到来で40度の熱波がやってきます




これだけの紫外線量でも誰も気にしていない感じ



日傘は皆無です



妊婦さんも堂々と紫外線浴びてます



どこにも日傘をさす人がいない日本人から見ると異様な光景



全然気にしていません ただしサングラスは必需品



日焼けがステイタスであり健康の証しなのです



日本人のみ完全防備 ほんとにジリジリする日差しです

検証

ヨーロッパの人たちは初夏の頃になると裸になって日光浴をするのだそうです。
彼らにとってはビタミンDを作り出す意味でも大事な健康管理になるわけです。
彼らが夏にサングラスをするのはメラニン色素が少ないために直射日光に
目を当てられないからです。これでオーストラリアの方がこの初夏に日光浴を積極的にする
理由は理解できましたがこれからの夏本番になってもこの状態ならと思うと
オーストラリア政府が懸念するのも当たり前です



  トラック運転手として28年間、
顔の左半分にサイドガラスから
直射日光を浴び続けた結果、
当たっていた部分だけ老化が促進した。


紫外線の害はシミ、ソバカスだけではありません
年月を経てしわの原因になることを
改めて認識しなければなりません

以下、参考サイトより引用

オーストラリア大陸は、年間を通して晴天の日が多く、太陽光線の紫外線が強いので、つばの広い帽子、サングラス、日焼け止めクリーム(サンスクリーン剤)を携帯することをお奨めする。オーストラリア大陸上空では、紫外線を吸収する大気圏のオゾン層が薄くなったり一部に穴があり、日焼けにより皮膚に色素異常症 しみのようなメラノーマ(黒色腫)ができる可能性が高い。日焼けには、UV-B(中波長紫外線)によるサンバーン(赤くなる、水ぶくれ、皮膚がむけるなど)とUV-A(長波長紫外線)によるサンタン(黒くなる、しわとしみの原因など)の2種類あり、日焼けを繰り返すと、しわ、色素異常症(しみ)、皮膚癌などの慢性の皮膚障害が生じる。悪性のメラノーマは、皮膚癌に進展し、オーストラリアでは毎年約400名が死亡し、増加する傾向にある。オーストラリアの日焼けによる皮膚癌の発生率は世界一であり、ヨーロッパから移住してきた人達に皮膚癌発生のリスクが高い。オーストラリアで日焼けにより皮膚にできた”しみ”が乾いていなく湿ぽい症状なら医者の診断を早く受けることが肝要である。

強い紫外線は、薄い衣類を通過するので紫外線から皮膚を守るため衣類の下にも日焼け止めクリームを塗ることが必要になることもある。太陽光線の強い所や日陰でも紫外線が反射する所では、日焼け止めクリームを少なくとも約2時間毎に塗りましょう。

オーストラリアのガン防止協会は、1980年代から全国的な皮膚癌予防キャンペーンとして、スリップ(長袖の上着を着て)、スロップ(日焼け止めクリームを塗り)、スラップ(つばの広い帽子をかぶる)の標語を使用しており、現在では、ラップ(サングラスをかけて)が追加されて有害紫外線対策と教育を徹底している。尚、英語のスローガン(標語)は、Slip、Slop、Slap and Wrapである。

オーストラリアでは、紫外線が年間ベースとして11月から2月の夏の季節に1番強く、紫外線のレベルは、午前10時から午後3時にピークに達し、この5時間で1日の紫外線の約60%を浴びることになる。

衣類の生地は、綿(コットン)が紫外線を遮断するのでお奨めする。帽子は、つばの広さが8から10 cmのものをかぶり、日焼け止めクリームを顔や首に塗ること。日焼け止めクリームのSPF(Sun Protection Factor)は、最低でもSPF15、できればSPF30のものを使用する。幼児や子供用にはSPF30+がある。サングラスと帽子の両方により目に届く紫外線を98%カットする。

オーストラリア気象庁は、紫外線指数予報をだしており、指数の3未満は適度、3以上は高い、6以上は非常に高い、10以上は極度に高いと4つに分類している。




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